構造用合板と下地材を用いた
素材感の演出
WHEREABOUTS
- 用途
- アパレル
- 工事種別
- 内装
- 場所
- 東京都港区南青山
- 面積
- 45㎡
- 竣工年月
- 2010年6月
メンズブランドWHEREABOUTS直営店の移転計画である。
神宮前から南青山への移転にあたり、WHEREABOUTSの持つ世界観をより強く伝えるためのプレゼンテーションの場を構築した。
デザイナーの福薗英貴氏とディスカッションを積み重ねデザインを進めた。氏との対話には同世代ならではの近い価値観や距離感で共鳴する部分が多い。
WHEREABOUTSのブランドイメージである「野暮ったさとエレガントさを併せ持つ男性像」とは完璧ではなくどこかに人間臭さが伺えるイメージだと感じた。
繊細で優美だが、どこかに愛着を抱ける空間をつくる事がブランドの世界観とフィットするのではないかと考えた。
床面は5パターンの針葉樹合板と2種類のモザイクタイルで構成した。
複数の異なる要素の組み合わせであるが、線と面、色と素材のバランスを徹底してデザインすることで調和を生み出した。
デザインの核となる床や商品を効果的に見せるために、それ以外の要素を極力排除。
扉の存在感を消すためにフィッティグルームやバックヤードへの入口はスライディングウォールを用いた。
ディスプレイやレセプションカウンターも脚付きとすることでオブジェとしてではなく空間を強く意識化させる装置として存在する。
ブランドの持つ多面的な豊かさを感じ、そして体感してもらえる場として愛されることを望んでいる。
CREDIT
- クライアント
- GDC
- インテリアデザイン
- 坂本幹男
- 施工
- 株式会社トレンタ
- 撮影
- 高山幸三
PUBLICATION
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