FISH&FISH号はラスベガスからやって来た。
船のクルー達は美味しいお魚を食べてもらおうと福岡の中心地’大名’に船を停泊しレストランを始める。
という仮想のストーリーからデザインを導き出す。

店内には15メートルを超える船底が天井から吊り下がり、釣り糸が垂れ下がったようなペンダントライト。
赤富士をモチーフにした壁面のモザイクタイルやラスベガスを思わせるネオンサイン。
床壁天井全てがベネツィアモザイクタイルで豪華に設えられたトイレ。
寿司の逆輸入をテーマとしたダイニングレストラン、ラスベガスで寿司職人として活躍する、Mrナカムラプロデュースのロール寿司をメインとし様々なシーフードが楽しめる。

店内のイメージはアメリカテイストをベースに置くが、「異国の少し間違った感覚」や「映画のワンシーンのような」感覚を空間に取り込む。
そうすることで、特別な非日常を演出することに成功している。