余白によって作られる和の間合い
博多ふじ本
- 用途
- 和食店
- 業務内容
- 店舗設計施工
- 工事種別
- 内装工事
- 場所
- 福岡市中央区西中洲5-17 AER西中洲2F
- 面積
- 91.65㎡
- 竣工年月
- 2023年8月
博多の郷土料理を提供する創業昭和29年の老舗割烹。建物老朽化の為、長年親しまれた下川端町から次への拠点としたのが西中洲にあるRC造7階建ての2階部分。
天神中央公園側が一面ガラス張りのテラスを有するテナント区画で、老舗としての佇まいをどう構築するかを思考した。
ガラス面にあった柱の存在を消しながら、壁の配置によって余白を作ることで、店内にアプローチスペースと外部へ対しての適切な視界の抜けを計画した。その中に飲食テナント特有の床レベル問題(排水計画で生じる床の高さ)を円滑に解決する為に段差を導線上に緩やかに配置した。メインのL型カウンターは既存店で長年使われてきた台湾檜の一枚板を加工して組み直し、それが際立つ様に網代や千本格子などを脇役として演出した。
CREDIT
- クライアント
- 博多ふじ本
- 設計
- 坂本幹男 / 上森ゆかり / 吉谷勇輝
- 照明
- 株式会社モデュレックス / 小山良平
- 施工
- MOVEDESIGN Inc.
- 撮影
- loop photo creative / 水崎浩志
PUBLICATION
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